地元開催の大声援の中で――ペヤング伊勢崎大会で感じた“一体感”

令和8年5月17日(日)、前日に久里浜遠征を行ったシニアクラス・群馬クイーンズは、強戸中学校グラウンドにて課題克服に向けた練習を行いました。

前日土曜日は、神奈川県の横須賀ゴールドウェーブさんと3試合を実施。
残念ながら、日本女子ソフトボールリーグ(JSリーグ)伊勢崎大会への参加対応のため帯同できず、写真や詳細レポートはありませんが、非常に学びの多い遠征になったようです。

この日は13時まで練習を行い、その後、伊勢崎以西のメンバー9人で 伊勢崎市ソフトボール場 へ移動。
JSリーグ・サファイアセクション3日目、第3試合「ペヤング vs 平林金属Peachblossoms」のプレーヤーエスコートとファーストピッチセレモニーに参加しました。
なお、太田方面のメンバーはグラウンドに残り、練習を継続しました。

試合前から会場はかなりの熱気。
前の試合が長引いた影響で、開始は約1時間遅れとなりましたが、スタンドの期待感はむしろ高まっているようでした。

そして迎えたプレーヤーエスコート。
「一緒に入場するだけ」と言っても、子どもたちは超緊張状態(笑)

特に1年生たちは、名前を呼ばれて慌てて飛び出していくので精いっぱい。
観客席へ一礼する余裕まではありませんでしたが、その初々しさもまた中学生らしさでした。

そんな中、唯一参加していた3年生はさすがの落ち着き。
しっかりと観客席へ一礼し、始球式前には手を振る余裕まで見せてくれました。
その姿につられるように、1年生キャッチャーも観客席へ応え始め、会場からも温かい拍手が送られていました。

始球式の投球は、やはり緊張からワンバウンド。
それでもキャッチャーが見事なナイスブロックで止め、しっかりセレモニーを成立させてくれました。

そして試合開始。

初回表、ペヤングはあっさりと先制点を許してしまいます。
しかしその後は、両チームともチャンスを作りながらも決定打が出ず、緊張感のある投手戦に。

子どもたちも、ヘッドコーチからの“宿題”があったこともあり、この日は珍しく(?)かなり真剣に試合観戦。
試合展開も非常に面白く、最後まで集中して見入っていました。

途中から活動時間の関係で自由解散となり、遠方組は先に帰路へ。
しかし、ここから試合は一気にクライマックスへ突入します。

6回裏、平林金属は投手交代。
ここからスタンドの空気がガラッと変わりました。

3番・山岸選手がツーベースヒット。
「何かが起きそう」――そんな空気がスタンド全体に漂い始めます。

続く4番・吉田選手は力みもあって三振。
しかし5番・森口選手がセンター前ヒット。さらにセンターのエラーも絡み、山岸選手が同点のホームイン!
代走には小谷選手。

6番・伊藤選手の打席ではワイルドピッチで小谷選手が2塁へ進塁。
伊藤選手も四球で出塁し、チャンス拡大。

ここで平林金属は再び投手交代(リエントリー)。

7番・小林選手は粘りを見せるもライトフライで2アウト。
8番・志賀選手は四球を選び、2アウト満塁。

そして9番には、ルーキー森田選手に代わって代打・齊藤実優選手。
見事に四球を選び、押し出しで勝ち越し!

さらに1番・キャプテン釣選手。

2球目後、キャプテンの気迫に押されたかのように、球場に強い風が吹き抜け、球審が思わずタイムをかける場面も。

そして4球目。
強振した打球は右中間を真っ二つ!

走者一掃のタイムリーツーベースとなり、スタンドは大歓声。
一気に5-1と突き放します。

ここで平林金属はFP解除。
二刀流投手がリエントリーで再登板。

しかし勢いは止まりません。

2番・山坂選手が初球をライト前へ運びタイムリー。6-1。
さらに3番・山岸選手がフェンス直撃のタイムリースリーベースで7-1。

球場全体が完全にペヤングムード。
応援席も総立ちに近い盛り上がりで、一体感のある空気に包まれていました。

7回表は少しもたつき、2点を返されますが、最後は空振り三振でゲームセット。

伊勢崎大会を2勝1敗で終え、通算4勝1敗で首位に立っています。

試合後は同点打の森口選手のヒーローインタビューに続き、サインボールの投げ込み。
クイーンズの選手たちも2個ゲット!

しかも、キャプテン釣選手と、旧強戸キャッツ出身・森田選手のサインボール。
子どもたちは大喜びでした。

その後は、すっかり“推し選手”ができた様子で、各選手のもとへ行き、一緒に写真撮影。
こういう距離感の近さも、JSリーグならではの魅力です。

そしてふと見ると、勝利の余韻に浸る選手たちとは対照的に、喫煙スペースで一人黄昏れている河村監督を発見(笑)

声をかけると、もう声はガラガラ。
リーグ運営、県協会、伊勢崎市協会との調整など、本当に大変だったようです。

ただ、今年に入ってから、中学校とのミニソフト交流などを通じて、「伊勢崎大会が実現した時には、プレーヤーエスコートや始球式、ソフトボール教室に中学生たちも参加できたらいいですね」と少しずつ種をまいてきました。

その積み重ねが、今回たくさんの中学生参加につながったのだと思います。

我々クイーンズとしても、良い関係性の中で喜んで参加することができ、子どもたちも本当に貴重な経験をさせていただきました。

そして何より、開幕から勝ち星を重ね、勢いを持った状態で地元開催を迎えたペヤングの選手たちの頑張りが、多くの観客と大声援につながったのだと思います。ホント伊勢崎大会大成功です!

河村監督曰く、土曜日は観客の多さに選手たちがガチガチだったそうです。
確かに、投手も野手もかなり硬さが見えました。

日曜日も予想以上の大入り。
緊張感の中でも、スタンドとチームが一体となり、あのビッグイニングが生まれた――そんな試合だったように感じます。

次はプラチナセクションとの交流戦。
今年の目標は「まずは5割」と控えめですが、ぜひ連敗せずに頑張ってほしいですね。

子どもたちもそうですが、形だけではなく、本当の交流を積み重ねていくことで、心からチームや選手を応援できるようになるのだと思います。

今後もお互いに協力し合いながら、群馬のソフトボールを一緒に盛り上げていければと思います。

日本リーグ公式YouTubeで試合の様子が見られますよ

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